Category Archives: C言語環境設定

[Editor]VSCode for Windows, MacOS, Linux

Visual Studio Code(以下”VSCode”とする)とは、Windows OSや.NET Framerorkの開発元であるMicrosoft社が開発したオープンソースのテキストエディタだ。マルチプラットフォームなのでWindows、MacOS、Linuxのいずれの環境にもインストールできる。

VSCodeの特徴

(1)軽量な動作

プログラムの開発はIDEで行われるケースは多いが、機能が豊富なIDEは起動や動作が遅くなってしまうケースもよくあることだ。もっとわかりやすく言うと、「もっさりしていてめんどくさい」だ。

(2)デバッグ機能

一般的なテキストエディタではコードを入力して保存するだけだが、VSCodeではプログラムのデバッグを行うことができる。デバッグする言語によって拡張機能のインストールが別途必要ではあるが、動作の重くなりがちなIDEを使わずにデバッグできる点はエンジニアにとって嬉しい機能のひとつだと言える。

(3)複数言語のサポート

C/C++やC#、VisualBasicなどMicrosoft社の開発言語はもちろん、JavaやPython、SQL、JSONなど多くの言語をサポートしている。サポートされている言語は「シンタックスハイライト」と呼ばれる機能でプログラム言語の構文がハイライト表示されるため、見やすく、また書きやすくプログラミングできる。

(4)コードの自動補完

テキストエディタでありながらIDEなどに備わっている自動補完(Intellisense)機能がある点は非常にポイントが高いと言える。標準では対応している言語は限られてはいるが、拡張機能で準備されている言語もあるのでチェックしておくようにしよう。

(5)Git連携機能

プログラムのバージョン管理システムとして有名なGitとの連携機能が実装されており、Gitリポジトリにプッシュ、プルを行うことが可能だ。あらかじめGitのインストールが必要ではあるが、Gitでバージョン管理を行っているプロジェクトであれば作業効率のアップが期待できる。

ダウンロードとインストール

  1. ウェブページを開く
    https://code.visualstudio.com/ 
  2. Visual Studio Code」の「 ダウンロード」をクリック.※ Linux 版, Mac 版が欲しいときは「さらに詳しく」をクリック
  3. ダウンロードした .exeファイルを実行する.

セットアップ

  1. VS Codeのメニューから「フォルダを開く」を選択し、ソースコードがあるフォルダ(例えば:Documents¥C)を指定する。
  2. 左のファイルペンから適当のソースコードを開き
  3. 勧めExtensionsが表示され、好みでインストールする。
  4. Extensionsから日本語のLanguage Packをインストールすると、メニューの日本語化ができる
  5. includeファイルが見つからない場合、波線が表示され、クリックすると、電球マークが現れ、それをクリックすると、include設定へ誘導され、正しいパスを設定する。

ターミナルで実行

  1. VS Codeのターミナル(開いてなければメニューから「新規ターミナル」を開き)で実行する。
  2. コマンドラインでコンパイル、実行などする

> gcc hello.c -o hello.exe

参考:

[GCC]C Compiler on Linux

C言語の最小限の開発環境を作る手順

  1. エディタをインストール
  2. コンパイラをインストール
  3. コンパイラにPATHを通す設定をする

エディタをインストール

Atomという新世代のエディター(Windows、Mac OS X、Linux対応)をインストールしてください。

公式サイト

コンパイラをインストール

LinuxでのC言語開発環境について解説しています。「GNU Compiler Collection」が一般的です。

それでは gcc をインストールしていきます。

Debian

Debianでは、apt-getコマンドを使ってgccをインストールします。

# apt-get install gcc

Ubuntu

UbuntuはDebianベースのディストリビューションなので、Debianと同じようにa apt-getコマンドを使います。ただ、Ubuntuにはrootユーザーという概念がないので、sudoコマンドでインストールしていきます。

$ sudo apt-get install gcc

CentOS

CentOSでは、yumコマンドを使ってgccをインストールします。

# yum install gcc

以上で、コンパイラ(gcc)のインストールは完了です。

コンパイラにPATHを通す設定をする

不要です。

ソースコードコンパイル

C言語プログラムのファイル名を「hello.c」というファイルを作成します。ファイルの中身は「Hello, World!」という文字列を出力するプログラムです。

hello.cをコンパイルします。

$ gcc hello.c 

エラーが表示されなければ、OKです。

プログラムの実行

実行します。

$ ./a.out 
Hello, World

無事に実行できましたね。

[GCC]C Compiler on Windows

WindowsでgccをインストールするにはMinGWを利用した、C言語の最小限の開発環境を作る手順

  1. エディタをインストール
  2. コンパイラをインストール
  3. コンパイラにPATHを通す設定をする

エディタをインストール

AtomVSCodeなど新世代のエディター(Windows、Mac OS X、Linux対応)をインストールしてください。

コンパイラをインストール

C言語コンパイラって幾つかありますが、visual studioはファイルサイズがデカいので却下です。gccのインストールをオススメします。gccはMacでもLinuxでもWindowsでも使えます。

コンパイラの違い一覧

システム mingw-jp Visual Studio .net Borland C++ Builder
コンパイラ名 gcc cl bcc32
オブジェクトファイルの拡張子 .o .obj .obj
実行ファイル名指定 -o ファイル名 -o ファイル名 -eファイル名
make コマンド mingw32-make nmake make
依存ファイルマクロ $^ $** $**

 

WindowsでgccをインストールするにはMinGWというソフトを使う必要があります。

MinGW | Minimalist GNU for Windows

  1. MinGWのホームページで「Downloads」をクリック
  2. sourceforgeというサイトに飛びます
  3. 「Download mingw-get-setup.exe (86.5 kB)」をクリック
  4. exeファイルをダウンロード
  5. ダウンロードしたexeファイルを起動
  6. インストール自体は「Install」ボタンとか「Continue」ボタンをクリックするだけ

MinGW インストールマネージャー画面 4

左のメニュー画面で「Basic Setup」を選択し、

  • mingw-developer-toolkit
  • mingw32-base
  • mingw32-gcc-g++
  • msys-base-32

を選んで、右クリックで「Mark for Installation」を選択します。

選び終わったら、上の「Installation」メニューから「Apply Changes」を選択すればインストールが始まります。

インストールが始まると、先ほど選択したパッケージがこのように変わります。

MinGW インストールマネージャー画面 5

これでGCCが使えるようになりました。

コンパイラにPATHを通す設定をする

事前にgcc.exeの場所を探しておいてください。
MinGWをインストールする際に設定を変更していなければ C:MinGWbin にあるはずです。

  • エクスプローラー起動
  • マイコンピューターで右クリック
  • プロパティ選択
  • システムの詳細設定
  • 「環境変数」ボタン
  • ユーザー環境変数 or システム環境変数にPathがあります
    そのPathの最後に ;C:¥MinGW¥bin を追記
    ※「;」を必ず付けてください

環境変数画面

ユーザー環境変数とシステム環境変数の違い

  • ユーザー環境変数:今ログインしているユーザーだけに有効
  • システム環境変数:全てのユーザーに有効

お好きな方をお使いください。

コマンドプロンプトで gcc --help と打ってみてください。

↓こんな感じのものが出てればgccが正常に使える状態です。

 

バージョンの確認

> gcc -v
Using built-in specs.
COLLECT_GCC=gcc
COLLECT_LTO_WRAPPER=c:/mingw/bin/../libexec/gcc/mingw32/5.3.0/lto-wrapper.exe
Target: mingw32
Configured with: ../src/gcc-5.3.0/configure --build=x86_64-pc-linux-gnu --host=mingw32 --prefix=/mingw --disable-win32-registry --target=mingw32 --with-arch=i586 --enable-languages=c,c++,objc,obj-c++,fortran,ada --enable-static --enable-shared --enable-threads=posix --with-dwarf2 --disable-sjlj-exceptions --enable-version-specific-runtime-libs --enable-libstdcxx-debug --with-tune=generic --enable-libgomp --disable-libvtv --enable-nls
Thread model: posix
gcc version 5.3.0 (GCC)

 

ソースコードコンパイル

C言語プログラムのファイル名を「hello.c」というファイルを作成します。ファイルの中身は「Hello, World!」という文字列を出力するプログラムです。

以下のコマンドを打ってみてください。

> gcc hello.c -o hello.exe

そしたら hello.exe が作られています。

プログラムの実行

コマンドプロンプトで実行ファイル名を入力してEnterキーを押すだけです。

コマンドプロンプトで、「hello.exe」を実行します。

> hello.exe
Hello, World

このように「Hello, World」という文字列が出力されれば、OKです。

実行ファイルを指定した場合、指定したファイルを実行してください。

参考:

[GCC]C Compiler on MacBook

MacBookで、C言語開発環境の構築

Macに最初から入っている「テキストエディット」とMacに最初から入っている「ターミナル」から入門できますが、無料で多機能AtomVSCodeを使えこなせるとより本格的にC言語開発できます。

Mac:C言語開発環境

Xcode またはXcode Command Line Toolsを入れる。

Xcode

MacBookでは、Xcodeの開発環境を入れるは普通だか、サイズが大きい。iPhoneのアプリ開発環境も一気に揃う利点があります。

Xcode Command Line Tools

Xcode Command Line Toolsだけ入れるとする。サイズの節約になります。

# xcode-select –install

上記コマンド打って「インストール」を選択するだけでいい!

インストールしたら、確認する:
chen-no-air:bin chen$ gcc --version
Configured with: --prefix=/Library/Developer/CommandLineTools/usr --with-gxx-include-dir=/usr/include/c++/4.2.1
Apple LLVM version 7.3.0 (clang-703.0.29)
Target: x86_64-apple-darwin15.4.0
Thread model: posix
InstalledDir: /Library/Developer/CommandLineTools/usr/bin
chen-no-air:bin chen$
chen-no-air:bin chen$ git --version
git version 2.6.4 (Apple Git-63)
chen-no-air:bin chen$
Mac: ソースコード作成

Macに最初から入っている「テキストエディット」, 「ターミナル」で使えるVimや無料で多機能AtomVSCodeなどのテキストエディタを使って、以下のプログラムをhello.cというファイル名で作成します。作成したファイルはデスクトップに保存します。

#include<stdio.h>
int main() {
  printf("Hello, World\n");
  return 0;
}

Mac:ソースコードコンパイル(gcc)

次に「Finder」を起動し、「アプリケーション」→「ユーティリティ」から「ターミナル」を起動します。

cdコマンドで作業ディレクトリをデスクトップに移動します。

$ cd ~/Desktop/

gccコマンドで、実行ファイルを指定して、hello.cをコンパイルします。

$ gcc hello.c -o hello

そしたら hello が作られています。

Mac:プログラムの実行

指定した実行ファイルを入力し、プログラムを実行します。

$ ./hello 
Hello, World

無事に実行できました。

参考

  • http://matome.naver.jp/odai/2135755970513071001 — 【Hello World!】MacでC言語プログラミングの勉強をするための準備〜【超初心者】
  • http://www.yoheim.net/blog.php?q=20111218 — [C言語] MacbookでC言語を学習する環境を作る方法
  • http://dotinstall.com/lessons/basic_c — C言語の基礎 (全22回) – ドットインストール

[BCC32]Error on JP programming

Hello World例

正しいhello.c。カーソルは位置を注意してください。Pは5:5の位置にある。

image

コンパイルと実行する様子

典型的なエラー

初めてCのプログラミングは なかなかうまく行かないかも知れない。
ここではHello World プログラムの典型的な間違い例をいくつか紹介する。

 

半角引用符「”」ではなく全角引用符「”」に

右の引用符は全角引用符「”」になっている

image

 

全角スペースが用いられ

全角スペースが用いられている、これはなかなか探しにくい。

カーソルは位置を注意してください。Pは5:3の位置にある。

(半角のスペースなら、Pは5:5の位置にある。)

image

セミコロン「;」の付け忘れ

 

セミコロン「;」の付け忘れである。

image

[BCC32]How to use Cpad

Cpad とは

CPad for C# .NET(以下CSCPad or CPad)は、
Microsoft社のC#実装系「C# .NET」用のC#開発環境です。
GUI環境で簡単にC#プログラミングができます。

簡単に「コンパイル」&「実行」ができるので、プログラミング初心者の
学習用途はもちろん、ちょっとしたテストコードの実行に手間を
かけたくない中上級者にとっても有用なツールとなっています。

BCPadのインストール

Cドライブ下にbcpad231フォルダーをコピー

cpad.exe をダブルクリックして実行します

立ち上げると設定のパネルが出てくる。

コンパイラのパス

C:\borland\bcc55\Bin\bcc32.exe を(入力するか)参照する。

ヘルプファイルのパス

C:\bcpad231\cpad_manual.html

標準のデータ保存フォルダ

C:\Users\student \Documents\C (studentの場合)

バックアップフォルダなしです。

Cpadの使い方

デスクトップから、下記のアイコンを探して、ダブルクリックで、Cpadを起動してください。

BCPAD

(似ているアイコンがあるので、アイコンにC++と書いてあるの方が正解です)

CPad01

Cpadのカスタマイズ

文字と背景色が変更できます、すきのように変更してください。

「メニュー」ー「実行」ー「設定」-「フォント」順に[フォント]ページを開き

スクリーンショット 2016-04-15 10.32.48

ページの説明:

[エディタフォント]

エディタのフォントを指定します。

[メッセージのフォント]
メッセージウィンドウ・ファイル検索結果ウィンドウのフォントを指定します。

[文字色]
文字色を指定します。

[背景色]
背景色を指定します。

[選択領域の文字色]
選択領域の文字色を指定します。

[選択領域の背景色]
選択領域の背景色を指定します。

[改行マークの色]
改行マーク・[EOF]マーク・Tabマーク・全角空白を表示する場合の色を指定します。

[標準の色設定に戻す]
CPadデフォルト(インストール時)の色指定に戻します。

設定例:

キャプチャ1

[BCC32]Install Borland C++ Compiler 5.5

Borland C++ Compiler 5.5開発環境

Windows PCを持っている学生は開発環境をインストールする

Borland C++ Compiler 5.5のインストール手順

https://www.embarcadero.com/jp/free-tools よりダウンロード

大まかな流れ

  1. 圧縮ファイル「freecommadlinetoos」の解凍
  2. インストーラー「freecommandlinetools2」 の起動
  3. 使用許諾契約の同意
  4. コンパイラのインストール先の指定
  5. コンパイラのインストール開始
  6. インストール終了

freecommandlinetools2.exe を実行してください。[同意する]ボタンを押して先へ進んでください。

コマンドラインツールをインストールしたいドライブとフォルダを選択します。

c:BorlandBcc55Bin

がインストール先です。

C:borlandbcc55Binbcc32.exe

とインストールされます。

次にbcc32.cfg と ilink32.cfg のファイルをC:borlandbcc55Binの中にいれます。

( bcc32.cfgファイルは,Include および Lib パスのコンパイラオプション(コンパイラの -I および -L スイッチ)を設定するものです。

bcc32.cfgファイルには

-I”c:BorlandBcc55include”

-L”c:BorlandBcc55lib” と書かれています。

ilink32.cfg ファイルは,Lib パスのリンカオプションを設定するものです。-L”c:BorlandBcc55lib” と書かれています。)

 

コマンドラインでコンパイルする場合、環境変数「PATH」に”c:BorlandBcc55bin”を追加する必要

バージョン情報

> >bcc32
Borland C++ 5.5.1 for Win32 Copyright (c) 1993, 2000 Borland
Syntax is: BCC32 [ options ] file[s] * = default; -x- = turn switch x off
 -3 * 80386 Instructions -4 80486 Instructions
 -5 Pentium Instructions -6 Pentium Pro Instructions
 -Ax Disable extensions -B Compile via assembly
 -C Allow nested comments -Dxxx Define macro
 -Exxx Alternate Assembler name -Hxxx Use pre-compiled headers
 -Ixxx Include files directory -K Default char is unsigned
 -Lxxx Libraries directory -M Generate link map
 -N Check stack overflow -Ox Optimizations
 -P Force C++ compile -R Produce browser info
 -RT * Generate RTTI -S Produce assembly output
 -Txxx Set assembler option -Uxxx Undefine macro
 -Vx Virtual table control -X Suppress autodep. output
 -aN Align on N bytes -b * Treat enums as integers
 -c Compile only -d Merge duplicate strings
 -exxx Executable file name -fxx Floating point options
 -gN Stop after N warnings -iN Max. identifier length
 -jN Stop after N errors -k * Standard stack frame
 -lx Set linker option -nxxx Output file directory
 -oxxx Object file name -p Pascal calls
 -tWxxx Create Windows app -u * Underscores on externs
 -v Source level debugging -wxxx Warning control
 -xxxx Exception handling -y Produce line number info
 -zxxx Set segment names

 

Hello World

参考:

  • http://8cmp.blog.fc2.com/blog-entry-40.html -【C言語】 Borland C++Compiler 5.5 日本語版のダウンロード/インストール方法
  • http://www.chem.scphys.kyoto-u.ac.jp/nonnonWWW/ogawara/lecture/borland.html – Borland C++ Compiler 5.5をインストールする